加賀ならではの情景に浸る
古き良き夏の風物詩
加賀ならではの情景に浸る
古き良き夏の風物詩
松尾芭蕉や与謝野晶子などの文化人も愛した加賀温泉郷。
ここ片山津温泉をはじめとする界隈の温泉街には
情緒あふれるスポットが数多く存在しています。
そこで今回は、この地に長く暮らすマネージャーの三木が
加賀百万石の文化を感じられる夏の旅をご紹介します。
松尾芭蕉や与謝野晶子などの文化人も愛した加賀温泉郷。ここ片山津温泉をはじめとする界隈の温泉街には情緒あふれるスポットが数多く存在しています。そこで今回は、この地に長く暮らすマネージャーの三木が加賀百万石の文化を感じられる夏の旅をご紹介します。
自然と伝統が調和した温泉街
開放的な空間に心が癒される
自然と伝統が調和した温泉街
開放的な空間に心が癒される
私たちのホテルがある加賀温泉郷は、片山津温泉、山代温泉、山中温泉、粟津温泉という4つの温泉地で構成されています。それぞれに魅力があるのですが、一つ言えるのは「どこも豊かな自然と伝統文化が調和した温泉街である」ということです。海、山、湖といった自然に囲まれ、加賀百万石の美意識が街全体に息づいている。特別に何かをするわけでなく、ただ街を歩くだけでも新しい発見がたくさんあります。実際にそうした自然や文化に触れながらのんびり過ごそうと、ロングステイされるお客様も多くいらっしゃいます。
そんな加賀温泉郷で非日常を味わうイベントとして、私がおすすめしたいのが片山津の夏祭りです。開催地の「柴山潟」は、時間や天候の移ろいによって日に七度色を変えると言われる風光明媚な湖。夏には宵の市や地元のお祭りが開催され、8月の期間中は毎日花火も上がります。湖上に打ち上げられた花火の美しさは格別。片山津にお越しの際は、ぜひ温泉街ならではの風情ある夏祭りに足を運んでみてください。
迫力ある源平勝負御輿は必見!
片山津温泉の開湯を記念する夏祭りも開催
迫力ある源平勝負御輿は必見!
片山津温泉の開湯を記念する
夏祭りも開催
この界隈で最も大きな夏祭りといえば、片山津温泉の開湯を記念して毎年行われる「湯のまつり」。町民と観光客が輪を作って踊る輪踊り大会や獅子舞、歌謡ショーなど、温泉街ならではの華やかな催しを楽しむことができます。
一番の見所は、スピード感あふれる逆立ち御輿が圧巻の「源平勝負御輿」。源氏と平家に分かれてお互いの技を競い合うのですが、どちらの神輿も巨大ながら繊細に作りこまれており、芸術的かつ大迫力の神輿には勝敗が決まる最後の最後まで目が離せません。また、湯のまつりが開催される柴山潟では、湖上に浮かぶ「浮御堂」もライトアップされます。日本有数の規模を誇る大噴水も日に数回上がるので、夏祭りとセットで訪れてみてはいかがでしょうか?
※2023年の「湯のまつり」は8月19日~開催予定(2023年の大花火大会の開催は中止)
「湯のまつり」の会場近くにある公園には、無料で利用できる足湯があります。ポイントは深夜24時まで利用できること。木造の風情ある佇まいの足湯なのですが、夜になると街灯や月明かりに照らされて、幻想的な雰囲気になるんです。ちなみに片山津温泉の源泉は保温効果もバッチリ。冷え症や関節痛に効果的なんですよ。
DATA
足の湯 えんがわ
- 【電話】0761-74-1123 (片山津温泉観光協会)
- 【住所】石川県加賀市片山津温泉乙34
- 【営業時間】5:00~24:00
- 【定休日】無休
- 【入場料】無料
- 【アクセス】ホテルより車で約5分
片山津温泉から山間へ足を伸ばした先にある山中温泉。緑豊かな山々に囲まれた自然が美しい街です。なかでも私のお気に入りは温泉街に沿って流れる「鶴仙渓」。上流の「こおろぎ橋」から「黒谷橋」まで約1kmの区間には遊歩道が整備されていて、四季折々に表情を変える渓谷の風景を楽しむことができます。
斬新なデザインの「あやとりはし」や、松尾芭蕉を祀った「芭蕉堂」など見どころも十分。冷涼な川風が吹くので夏でも涼しく散策できるんです。また、春から秋にかけては渓流を眺めながら食事や休憩ができる「川床」も。川のせせらぎや野鳥のさえずりを耳に、心静かなひと時をお楽しみください。
DATA
鶴仙渓
- 【電話】0761-78-0330 (一般社団法人 山中温泉観光協会)
- 【住所】石川県加賀市山中温泉(あやとりはし付近)
- 【営業時間】9:30~16:00(※11月 10:00~15:00)
- 【アクセス】ホテルより車で約20分
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※料金は原則として消費税込みの金額を記載しております。店内飲食商品は標準税率10%、持ち帰り商品は軽減税率8%となりますが、原則として標準税率 10%を含んだ料金を記載いたします。