今回のシェフズジャーナルは、 25年以上、京料理にたずさわっている
「ダイヤモンド有馬温泉ソサエティ」の別府 祐一料理長が登場。
料理人を目指したきっかけや、お客様に対する想いを語ります。
今回のシェフズジャーナルは、
25年以上、京料理にたずさわっている
「ダイヤモンド有馬温泉ソサエティ」の
別府 祐一料理長が登場。
料理人を目指したきっかけや、
お客様に対する想いを語ります。
一人一人のお客様としっかり向き合いたい
一人一人のお客様としっかり向き合いたい
物心ついた頃から将来は料理人になりたいと思っていました。小学校の卒業文集にも「都会に出て料理人になる」と書いたほどです。水産関係で働いていた父の影響もあったのかもしれません。高校を卒業してから地元の鹿児島を出て、京都の旅館で働き始めました。皿洗いなど雑用に追われながらも、「早く上手くなって料理がしたい」という一心で仕事の合間の時間は必死に練習を重ねる日々でした。京都では他に料亭やホテル、百貨店などでも働き、料亭では丁寧に仕事をすることを覚えましたし、ホテルでは数をこなすことも覚えました。ここ有馬は、集大成というと大袈裟ですが、今までやってきたことが発揮できる場所だと思っています。質の高い料理を作ると同時に数もこなさないといけない。今までの経験が役に立っています。 やりがいや喜びを感じる瞬間は、お客様が料理を楽しんだ後、次の予約をして帰ってくださった時です。初めて来てくださるお客様はもちろん、毎月必ず来てくださる方、月に何度も来てくださる方もいらっしゃいます。そういうお客様との関係性ができるよう、また心からご満足いただけるように、これからも一人一人のお客様と向き合いながら料理を作り続けていきたいと思っています。