伝統的な日本家屋で、
本場フランスに思いを馳せる
日本一のワイン産地を誇る、山梨県甲州市勝沼。ブドウ畑が一面に広がるのどかな風景は、フランスのボルドー地方を彷彿とさせる、人気の観光エリアです。
今回は「ダイヤモンド八ケ岳美術館ソサエティ」のスタッフが、とっておきのワイナリーをご紹介します。
日本ワインの発祥地で、生産量およびワイナリー数が日本一の山梨県。特に甲州市勝沼では個性多彩なワイナリーが点在し、お散歩気分でワイナリー巡りが楽しめます。ワイナリーが並ぶ街道沿いの看板を目印に進んでいくと立派な日本家屋が現れます。ここが今回ご紹介する「くらむぼんワイン」。1913年(大正2年)に創業した歴史あるワイナリーで、タイムトラベルしたかのような懐かしい佇まいの建物が印象的です。ほんわかとした屋号は、宮沢賢治の童話「やまなし」に登場する「クラムボンは笑ったよ」という一節が由来だそう。フランスで栽培と醸造を学んだ4代目の野沢たかひこさんが、本場の技術に勝沼の気候や風土を生かし融合させた高品質で自然なワイン造りを行っています。
フランスの自然派ワインに感銘を受け
土地の力を最大限に生かしたブドウ畑に
母屋から歩いてすぐの場所には、フランスを思わせるような広大なブドウ畑が広がっています。野沢さんがフランス・ブルゴーニュに留学した際に感銘を受けた自然派ワインに倣って、2007年からは化学農薬や殺虫剤を使わず、肥料も与えず、畑を耕さないという自然に即した栽培が行われています。最も栽培量が多い品種「甲州」は全体の半分を占め、次に「マスカット・べーリーA」、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、最後に「シャルドネ」の全部で4種類のブドウが勝沼の大地で育まれています。
くらむぼんワインの魅力
くらむぼんワインではテロワール(土地の個性)を生かし、ブドウ本来の風味を残した自然な味わいのワイン造りが行われています。作り手の思いが詰まったこだわりのワインは日々の食事に合わせやすく、ワイン初心者から上級者まで楽しめるバラエティに富んだラインナップが魅力。歴史とロマンが感じられるワイナリーで、ぜひお気に入りのワインを見つけてみてはいかがでしょうか?
DATA
くらむぼんワイン
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- 【電話】0553-44-0111
- 【住所】山梨県甲州市勝沼町下岩崎 835
- 【営業時間】平日 13:00 ~ 16:00土日祝日 10:00 ~ 12:00、13:00 ~ 16:00
- 【定休日】水曜日・年末年始
- 【交通】ホテルより車で約 90 分
※新型コロナウイルス感染症対策の為、現在ワイナリーツアーは休止中です。
また売店の営業は販売のみで、試飲提供は行なっておりません。詳しくはHPをご確認ください。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※料金は原則として消費税込みの金額を記載しております。店内飲食商品は標準税率 10%、持ち帰り商品は軽減税率8%となりますが、原則として標準税率 10%を含んだ料金を記載いたします