湯けむり漂う有馬温泉
ふく鍋の湯気に誘われて
湯けむり漂う有馬温泉
ふく鍋の湯気に誘われて
千利休らと茶会を催し、有馬の風情を楽しんでいたという太閤秀吉。
彼を偲んでの行事・有馬大茶会、紅葉狩りなどのイベントを終えたら有馬温泉も冬本番。
寒さを感じながら楽しむ温泉とお鍋はどちらも至福の時間をもたらしてくれるはずです。
千利休らと茶会を催し、
有馬の風情を楽しんでいたという太閤秀吉。
彼を偲んでの行事・有馬大茶会、
紅葉狩りなどのイベントを終えたら
有馬温泉も冬本番。
寒さを感じながら楽しむ温泉とお鍋は
どちらも至福の時間をもたらしてくれるはずです。
深い旨味の滲み出るフグを食し
新年の“福”を願う
今冬は、めでたい新春にふさわしく、「ふく(福)」尽くしの鍋に仕立てた“新春ふく鍋”が主役。淡路島や長崎などから届くトラフグを使用し、先付から雑炊まで旨味を堪能できる、贅沢な内容となっています。
フグの白身は非常に繊細で、ふんわりとした食感が魅力。職人による丁寧な捌きで包丁を入れると、いざ口に含んだ際にホロホロとほぐれるような感触に。淡白な身質でありながら、旨味や甘みをしっかりと感じさせ、冬の味覚の豊かさを感じることでしょう。柚子や橙の果汁で作る、まろやかな酸味のポン酢とも好相性で、より一層食欲を引き立てられます。利尻昆布でとった鍋の出汁には、時間が経つほどフグの旨味が溶けだしていきます。その風味豊かな旨味を存分に吸い上げた野菜や豆腐、うどんが身体を優しく温め、〆の雑炊までご堪能いただけます。きっとほっこりとした気分へと移り変わっていることでしょう。「ダイヤモンド有馬温泉ソサエティ」で、至福の食体験をしてみてはいかがでしょうか。
先付から〆の雑炊まで
フグの食感、旨味を満喫できる贅沢コース
先付から〆の雑炊まで
フグの食感、旨味を
満喫できる贅沢コース
プロローグは、土佐酢で味わう“てっぴ”。コリコリとした食感で旨味を感じてほしい、フグ料理の導入にピッタリの一品。その後は職人により1枚ずつ丁寧に刺身にして盛り付けられた“炙りてっさ”を。お皿が透き通るほど薄く引いたてっさの美しさを視覚でも楽しめるのが魅力です。「お箸で数枚豪快にさらって食べるのがてっさの醍醐味です!」と料理長もオススメの一品に仕上がっています。メインのふく鍋でフグの身とその旨味を吸収した野菜を味わった後には、エピローグにふさわしく、あらゆる食材のエキスを凝縮させた雑炊をご用意。口に含めばホクホクと身体の芯から温まる、寒い季節にピッタリの一品です。また、今回は近郊の酒造メーカー「白鹿」の辛口のお酒を使ったヒレ酒をご提供。天日干しで乾燥させたヒレをさらに表面全体がキツネ色になるまでしっかりと炙ったら、1~2枚をコップの中へ。炙ることで生まれる香ばしい香りを閉じ込め、味もまろやかになります。
今回は新年にふさわしい縁起の良い食材・フグを主役にしたお鍋コースをご用意しました。家族、友人、親しい仲間のみなさんと和気藹々と囲む鍋料理は、体も心も芯から温まることでしょう。お鍋料理を楽しむ前に、または堪能した後には、かの太閤秀吉も愛した有馬温泉もぜひ。寒い季節、温泉とお鍋は最強の組み合わせです。温泉とふく鍋を心ゆくまでお楽しみください。
料理長 別府 祐一